さて、先日に「歯磨きを行うタイミング」について触れて、
“食後に歯磨きをすることは、もったいない”と書きました。
では、「歯磨きを行うタイミング」はいつが良いのか?
答えは、『起きた時と、寝る前』です。
その理由は、前回にも重要な働きを書いた“唾液”の分泌量が、
就寝中には、この“唾液”がほとんど分泌されないのです。
故に、口の中の細菌が増殖しやすく、口腔内環境を悪化させやすい状態にあります。
なので、寝る前に、口の中の細菌数を限りなく“0(ゼロ)”にしておくこと、
そして、就寝中に増えてしまった細菌を、再度“0(ゼロ)”にする為に、
起きた時に歯磨きをすることをお勧めします。
これだけで、驚くほどに、口腔内環境が綺麗に保たれやすくなります。
歯の間に、食べカスが詰まりやすい方は、食後に、爪楊枝や歯間ブラシを活用して、
微量な細菌が喜ぶエサを残さないようにするのが良いでしょう。
一見、身体には大きな影響が無さそうな“歯”ですが、
歯周病菌が血管に入ると血糖値をコントロールするインスリンの働きが悪くなることが、
分かってきています。
逆も然り、肥満やメタボリックシンドロームの人は、歯周病を発症させやすいとも、
いわれています。
今日も“Sweet Fitness”に来てくれてありがとうございます。
幼い頃に、“リンゴだったら寝る前に食べても大丈夫”という、
よく分からない迷信に甘えて、食べていたのを、
“良き思い出”として振り返っている今日この頃です。