「体内の大気汚染を防ぐ」
前回には、動脈硬化や梗塞の原因・メカニズムに触れていきました。
そこでは、道路(血管)が狭くなったり、途切れたりするのは、
“糖”の摂りすぎが引き金になってくるとお伝えしました。
そして、道路(血管)の状態を悪くするものとして“酸化”もあります。
各細胞へ栄養と酸素を運ぶ際に、トラック(赤血球)を使用しますが、
その際に排気ガスや運搬コストとして、“酸化”がどうしても起きてしまいます。
人間が酸素をもとにエネルギー生産を行い、活動している以上は切っても切れない関係性です。
そこで重要なのが“抗酸化”という考え方です。
“抗酸化”で有名なのが、活性酸素の働きを抑える作用を持つ“ビタミンE”です。
※活性酸素は動脈硬化を起こしやすくする(道路を狭くする)過酸化脂質をつくり出す原因になります。
あとは、ポリフェノールでしょう。これは赤ワインに含まれてるレスベラトロールが代表的です。
もちろん、“これだけ”というのはありませんが、これらは有効だということが分かっています。
またポリフェノールは植物が持つ苦味や渋味、色素の成分ですので、
大枠で捉えると野菜や果物もお勧めです。まさに、グリーンカーボンのイメージに似ているでしょう。
体内を巡るトラックの運搬効率を高めて快適な身体を手に入れる為にも、“抗酸化”の取り組みは欠かせません。
今日も“Sweet Fitness”に来てくれてありがとうございます。
次回も、続けて血液・血管・血流についての話をしていきたいと思います。